カテゴリー別アーカイブ: 全体活動など

試験走行(4/15)

!試験走行(4/15)

まとめ

21時の集合の時点で,強めの雨が降っていたため
機体移動の開始が予定より2時間遅い23時過ぎからとなってしまいました。
その後,当初予定の2時間遅れのまま2時頃,グラウンドへの移動完了、
機体組立開始となりました。

機体組立は初回としては比較的スムーズに進みました。
これは、上部張線を昨年と同じ長さで事前に用意したことと,
作業場での作業で翼接合を十分に練習できていたことが大きかったように思います。
ただし、下部張線は短時間で調整できるように工夫しておいたものの
(金具への取付部を別々に用意して2本のワイヤを現場でかしめることで長さ調整する)、
適切な長さを決めることが難しく、1回やり直すことになってしまって,
時間もかかり,かしめの不足からワイヤが短すぎる状態で続けざるを得なくなってしまいました。

機体全体が完成したのが,5:50でした。
その後,重量と重心位置を測定し,当初の予測よりも重心が前よりだったので,
主翼位置を前方に移し,再度測定しほぼ狙い通りの重心と主翼の位置関係が得られました。
計測結果では,パイロット込みの全機重量が約99kgでした。
フェアリングなしの機体重量が約36kg前後と思われます。

その後,走行を開始しましたが,
走行開始直後に機体があっという間に傾いてしまい,
1回目は右に,2回目には左に大きく傾いて満足な走行はできませんでした。
2回で違った方向に傾いていることと,傾き方が異常に早いことから,
下部張線が強すぎて駆動に伴う振動で傾けてしまっているのではないかと考えられます。
したがって、機体のバランス等についてのデータは得られませんでした。
この時点で,時間も7:30となっていたので,機体解体、撤収としました。

機体を走行させての満足なデータは得られませんでしたが,
組立と重心については試験走行で最低限確認すべき事項の確認はできたと思います。
これに伴い,次回は今週末21(土)早朝に富士川での試験飛行を実施します。
滑走によって地上走行性の確認の後,初飛行を目指します。



testrun.xls(プロペラシャフト・クランクひずみ)

サーバーの容量が不足ぎみなので画像に変更しました。

クランクひずみ


プロペラシャフトひずみ


班別に

主翼班

  • 組立はスムーズだった
  • 今回のデータに基づいて次回までに張線の調整
  • その他改修

プロペラ班

  • 特に問題は発生せず

駆動班

  • 組立の練習が必要

計測班

  • 機速計と下部張線が干渉するおそれ
  • 機速計の取り付け位置をコックピット側にずらして対策
  • 配線ミスで機速計の表示出ず
  • 修正済み
  • 回転数計が走行時に表示出ず(後に回復)
  • 原因不明。作業場で何度も試験してみるが再現性なし
  • 舵角計取付部が破損
  • 取り付け部をバルサからMDFに変更。接着も瞬間接着剤からエポキシ接着剤に変更

操舵班

  • エレベータのワイヤが切れた
  • 後部胴体取付金具が固い

05第2回駆動試験

5/1に実施しました.

第1回駆動試験で生じたトラブルについて、プロペラブレードはハブ取付け部で締付に用いているホース止めが昨年まで使用していたものと違う小ぶりのものを用いて第1回駆動試験を行っていたことが判明したので、大型の昨年使用のホース止めに変更して第2回駆動試験に臨みました.また、回転数計はプログラムの異常が原因と考えられたので、プログラムの書き換えをしました.

1回目の回転で、巡航時と同じ150rpm以上まで回転させましたが、プロペラブレードが動いていることは確認されませんでした.また、回転数計も正常に表示されました.

2回目の回転も同様に150rpm以上まで回転させ、プロペラブレード・回転数計ともに異常はありませんでした.

以上により、駆動系統、プロペラについて試験走行、試験飛行での運用可能と確認できました.プロペラブレードについては今後も慎重に状況を確認していく必要はあると考えられます.回転数計のトラブルは解決したことが確認できました.

05第1回駆動試験

!第1回駆動試験
4/24に第1回駆動試験を行いました.

目的としては、駆動系統とプロペラ構造の確認、回転数計と推力計の動作試験があります.

1回目の回転では、スプロケットからプロペラシャフトへつながるチェーンに歯飛びが生じ、また回転数計の表示も異常に小さいというトラブルがありました.これよりチェーンの調整と回転数計本体を昨年のものに換装して2回目へと臨みました.

2回目の回転では、駆動系統には何もトラブルがなく、巡航時の150rpm程度まで回転数を上げて試験を行えましたが、回転数計の表示が異常に小さい問題は解決しませんでした.また、このあとのチェックでプロペラブレードをハブに取付けている部分で、ブレードが移動していることがピッチ調整目盛などから確認されたため、これで駆動試験を終了しました.

第1回駆動試験では、駆動系には問題がないこと、プロペラが後方に風を送ることはできていることが確認できましたが、プロペラブレード取付部と回転数計の問題について対策したうえで第2回駆動試験を実施する必要が残りました.

2回目の回転の動画(1.45MB)

主翼荷重試験(2005/3/12)

!主翼荷重試験(2005/3/12)

荷重試験の写真です。

中央翼と内翼を接合したところ。

外翼まで接合したところ。

すべての翼を接合し終えたところ。30メートル近くあります。

おもりを2/3載せたところ。

すべてのおもりを載せ終えたところ。

正面から。


荷重試験のひずみのデータです。

strain.xls

05代表&設計から

代表&設計という重職にありながら、パートには無所属で書き込むところがないので自分専用ページを作りました…

チーム/機体全般に関わる情報をお知らせしていきます

2004/10/27

今日のミーティングで新人向け講習会第1回をやりました

ここ数年やっていた日程を決めての集中講義方式では,知識の定着率に個人差が出てしまうので,毎週のミーティングで少しずつ基本的な話の流れを話して,細かい知識は実際の設計・製作にあたりながら覚えてもらえるようなやり方を試してみようと思っています.

2004/11/8

航空学科再開50周年記念行事での展示概要が決まりました

11/26(金)午前、27(土)に展示をします.

本郷キャンパス工学部7号館2階セミナー室でF-tec活動紹介の展示をします.

27(土)は7号館前のスペースでの機体展示も予定しています.

50周年記念行事については航空宇宙工学科のHPもご覧ください

http://www.aerospace.t.u-tokyo.ac.jp/event/50thanniv.html

また、前週の21(日)-23(祝)の駒場祭でも機体展示を行います.場所は駒場キャンパス13号館1311号室です.

2004/11/24

駒場祭が終了しました

教室内という限られたスペースで、このような感じになりました

2004/11/27

航空学科50周年記念行事で機体展示をおこないました

外翼までの展示でしたが,来場者の皆様にそのスケールを感じていただけたと思います

2004/12/13

先日,機体展示終了に伴い、フェアリング解体&重量測定をおこないました

大会前に測定した各翼の重量測定もあわせて機体重量の集計が完成しました

機体重量約38kgはトレンドから比べると若干重たいように思います

weight.xls

また、現在基礎設計手法として、巡航速度や翼面積を決定する新手法を試行中です。近日中にその内容と拾弐號のスペックを発表する予定です。

2004/12/21

現在,主翼平面形設計と構造設計の間を行ったり来たりしています。多忙のため,上述の基礎設計手法についてまとめるのはもう少しあとになってしまいそうです。一つは授業の課題とはいえ、主桁構造設計を同時に二つ抱えている人はそうそういないでしょう…

2005/1/29

第29回鳥人間コンテストの説明会に行ってきました。

日程は7/16,17と例年より早まりました。日程変更の理由ははっきりとは聞けませんでした。様々な事情があるようです。

ルール面で大きな変更はありませんでしたが,全体の印象としてテレビ番組があっての大会であるというスタンスをテレビ局側は強めているなあという気がしました。テレビ番組を作るということを主体にルールなども判断するという雰囲気です。

これには人によっていろいろ意見はあると思いますが、個人的にはある程度までは仕方ない気がします。やはりテレビ番組を通した知名度なしで現在の規模の活動は維持できないと思うので。

04第2回駆動試験

!第2回駆動試験
4/30(金)午後8時ごろから第2回駆動試験を実施しました。

目的

  • 駆動系統について第1回から改修したテンショナーの動作確認
  • 計測の回転数計の動作確認
  • プロペラの取り付け練習


運び出されたコクピット


プロペラを取り付ける

1回目、150r.p.m.(定常飛行に相当)を目指して、パイロットが漕ぎはじめたところで、スプロケットとペダルを結ぶチェーンが外れてしまいました。

スプロケット側のギヤの位置がずれていたことが原因と考え、チェーンをかけなおして2回目を実施。しかし、再び同じくチェーンが外れてしまいました。

スプロケットのギヤに何らかの異常があると考えられ、その場での対応は不可能なため、この時点で駆動試験を終了しました。作業場に戻って明るいところで確認したところ、スプロケットのギヤの歯が一つ曲がっていることがわかりました。

スプロケットギヤを取り替えた上で、連休明けにパイロットがトレーニングから戻り次第、第3回駆動試験を実施する予定です。

04第1回駆動試験

4/7(水)第1回駆動試験を実施しました。

駆動系統の動作確認とプロペラの構造に異常が発生しないかを確認するのが目的です。パイロットがコクピットに乗り込み、150r.p.m.(巡航飛行時に相当)で30秒間の回転を行いました。テンショナーとチェーンの干渉による異音発生があったものの、1回目の駆動試験としては非常に良好で、駆動系統に大きなトラブルはなくスムーズに回転していました。

プロペラは既に完成した1号プロペラ(2号は現在製作中)を取り付けて行いました。ハブの取付作業性に問題はなく、回転に伴うブレード取付部およびハブ取付部のゆるみなどもありませんでした。そして、プロペラ班が毎年心配することですが、間違いなく後ろに風が送られてきました。

駆動系統の改良後の確認と回転数計テストをかねて、第2回駆動試験を行うことになると思いますが、日程は現在未定です。

今回は参加人数が少なかったため、写真を撮ることができませんでした。申し訳ありません。

主翼桁荷重試験

!主翼桁荷重試験
F-tecでは翼の骨組みとなる、桁の強度、剛性を調べるために、毎年荷重試験を行っています。


これが中央翼を乗せる、通称「やぐら」。組み立て式。


中央翼が乗ったところ。


集められたペットボトル。計算された量の水が入っている。


左内翼をつけたところ。


次々と桁が取り付けられていく。


外翼をとりつけた。


水の入ったペットボトルを並べていく。


計算された位置にペットボトルを取り付ける。風の強い日であった。


3分の2位つけ終わったところ。桁が大分たわんできた。


遠くから桁のたわみを見る。


ほとんどすべて錘をつけたとき、右最外翼接合部付近が折れる。


折れた場所。


左については、異常はなかった。

試験走行(4/30)

4月30日に、駒場キャンパス内のホッケー場で、試験走行を行いました。昨年10月から設計・製作してきた機体が組み立てられ、機体全体が初めて姿を現しました。今回の試験では、離陸速度以下で滑走させることにより、製作した機体に問題はないか確認をしました。細かな問題点はありましたが結果はおおむね良好で、設計方針の正しさが示されたといえます。

走行中に機体の進行方向が変わってしまうことがあり、車輪が曲がって取り付けられているのではないかと疑われました。しかし、結局機体を保持している人の速度差が原因で、機体自体に問題はありませんでした。

組み立て作業1

組み立て作業2

走行中(見にくいですが…)