こんにちは。1年の東です。班員が（僕も含め）もう1週間も記録をサボってますね。
先月秋葉原で部品を買ってきて新しく作った部室のPCが今日早くも壊れましたorzファイルを開いた瞬間に突然落ちて、その後は何度スイッチを押しても起動しなくなりました。電源装置が壊れたのではないかと判断し、先月まで使っていた古いパソコンの電源を引っ張り出して接続し、HDDを外して再びスイッチを押してみました。すると閃光が走るとともに大きな破裂音が響き、一同沈黙。心臓が止まるかと思いました(^_^;)これはお手上げです。電源のせいではなさそうですが故障個所がよくわかりません。このパソコンには図面データも保存されていたので、困ったことになりました。HDDさえ無事ならデータの救出は可能ですが…
さて、本日の作業報告です。 今日は試作翼のリブ接着を行いました。OBの先輩が作った「おやけマシーン」なる道具を利用し、桁の線に合わせて釣り糸をぴんと張り、リブの前縁部に引いた線をこの釣り糸に合わせて接着しました。この発明品のおかげでリブの前縁がきれいに揃うようになった（※違うよ by班長）らしいです。弱点は重いことで、しっかり桁に固定しないとずり落ちてリブを破損してしまう危険性があるそうです。
今年の試作翼は1次構造を組み立てる前にリブを通したおかげでリブのゆがみが小さく、リブが去年よりきれいに揃いました。本来は1番端のリブには強度確保のため肉抜き穴を空けてはいけないのですが、今年は翼根側の1番リブに間違えて穴を空けてしまいました。しかしそのおかげできれいに並んだ肉抜き穴を見ることができて感慨深かったです。 ↓
来年も試作翼の1番リブには穴を空けたいです。先輩には怒られそうですが（笑）
※補足 例によって補足しておきます。今年度は、上級生が5人いるため、いいのか悪いのかノートがみんなの思いついたことが乱雑に書き留められて（いいことなんだけど。）、何が何だか分からなくなってきているので、wikiにある程度まとめを書いてくことにしました。ので、割と今年の主翼報告は真面目！？
んなことはどうでもいいんです。 今年のリブ接着の一番の改良点は、前から書いてはいますが、一次構造の前にリブを通しています。約1/3のリブに関しては、従来通り、リブを切り欠き（そのうち参照写真をつけます）つけてみたのですが、リブの形が保持されるように接着するように徹底したにも関わらず、リブがずれているところがあり、やっぱりそもそも切り欠くのはまずいからやめよう、という結論に至りました。
型紙（リブのマスターという大学もあるかな）や、リブ切りで相当の精度を要求しているにも関わらず、切り欠くのはどうかという意見があった反面、2月の頭に行う第二回荷重試験でリブをつけた状態で望むことになるので、反対意見があるのも事実です。しかし、前回の更新でお伝えしたとおり、風にさらされてもリブの強度は十分保たれると判断したので、実機でもこのような製作方法をすることに踏み切りました。
※第二回荷重試験…主桁を中心として、リアスパや、接合部の強度を確認するために行う
リブ接着のマイナーチェンジとしては、去年より導入された小宅マシーンの代替物を作ったことです。
10年度までは、地面に立てた高ファルに糸を張って、リブに書かれていた線と合わせていました。が、地面に対して固定された糸と、桁は相対運動しうるので、桁を触る度に、桁につけた五円玉で垂直をチェックし直すという非常に繁雑な作業をしていました。 ので、その改善案として、11のおやけさんが桁に対して糸を固定できるような接着具を作って下さいました。
しかし、昨年使用した感触での問題点としては、
- おやけマシーンが重いので、桁が回転しやすくなってしまう。
- マジックテープで固定しているので、接着が完全ではなく、マシーン自体も重いので、少しの衝撃ですぐに桁に対して回転してしまう。
- 内翼桁・中央翼桁に対して設計されているので、外翼・最外翼に対しては極めて使用しづらい。
ということが上げられたので、今年はMeisterさんのテンションテープを貼るときに使うハンドルの構造にヒントをもらい、抜本的に新しいものを作りました。
でーん、って写真を上げたいのですが、いま手元にないのでまた改めてあげます。
L字の部材の一方を、結束バンドを用いて桁に固定、もう一方に木を打ち付けて、その上に糸を張りました。
この子のメリットとしては、
- どのような径の桁に対しても、結束バンドを変えることで対応できる。
- どのような大きさのリブに対しても、打ち付ける木の大きさを変えることで、リブのすぐ真上に糸を持ってくることが出来、より良い精度で前縁を合わせられる。
- とにかく軽くて、固定がしっかりしている。ぐるんぐるん回しても糸はほとんどずれない。
などが上げられます。
byよしりん
