10試験飛行①

フライトの記録

天気:晴 風:北より。時々北東より

初回ということで、組立は0時半から実施。組立中北東よりの風が強く向きを変えながら組立を行い、また深夜暗い中での組立の不慣れや翼胴接合のやり直し、重心測定の結果分析に時間がかかってしまい、飛行開始は5時過ぎに…

  • 1本目:歩行程度の速さで走行試験、70mほど前進。

操作していないにも関わらず尾翼が動くを確認。

尾翼が動いた原因として

 (1)座面横にある操縦桿にパイロットの足が接触。

 (2)尾翼操舵系統の不具合

の2つの可能性を考え、パイロットの足が操縦桿に接触していないか観察する人員を配置し、試験を続行。

  • 2本目:引き続き歩行程度の速さ。30mほど前進したところで機体がロール方向左に傾いてきたためストップ。

積み込みの際にタイヤがまっすぐでない可能性が疑われていました。スターティングメンバーいわく「機体がヨー方向左を向こうとするため、これを戻そうとしてロール方向に傾いてしまった」とのことで、ヨー方向の向き調整をしない ことにして走行してみることに。

  • 3本目:機体が徐々に左向きにに進路を取り始めたため、15mほど進んでストップ。(もう少し進んでもよかったかも)

ここまでで、パイロットが不意に操縦桿を操作することはないことを確認。

操舵系統の不具合と断定し、操縦桿から尾翼への信号が送られないようにする(今年度の仕様では、信号伝達系統を切っても尾翼の電気的な保持は可能)。

また機体がヨー方向に曲がろうとすることも確認。可能な限り機体保持のメンバーで調整をかけ、さらに上反角がつくことで安定性が増すことを期待し、小走り程度の速度上げることに。

  • 4本目:20mほど進んだところでロール方向左にやや傾いてきたためストップ。
  • 5本目:40mほどまっすぐ進み、ストップ。

5本目でまっすぐ進むことが出来たため、さらに速度を増すことに。

  • 6本目:最初のうちは安定して走行していたが、徐々にロール方向左に傾き   始め70mほど走行したところでストップ。
  • 7本目:80mほど走行し、目標のストップラインまで達したため停止。

7本目の走行でわずかに機体が浮いたとのスターティングメンバーからの証言に より、ジャンプ飛行に移ることに。

  • 8本目:機体は浮上したが、徐々に迎角を増していったためストップがかかり、着地したのち再度上昇してから停止。

0509-8th

明らかに縦安定がない状態でしたが、時間的に主翼位置を調整する時間はなく、 また尾翼への信号伝達が出来ないためエレベーターのトリム調整も出来なかった ため、調整はせずもう一度同じ条件で飛行することにしました。

  • 9本目:やはり機体は頭上げになっていくことを確認。

0509-9th

一先ず浮上はしましたが、縦の静安定が全然とれてないですね…来週はその調整からですね。

動画

5/11 動画うpしました。一先ず浮上した2本分を上げています。その他は全て滑走のみなのでとりあえず載せない方向です。

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/9A946DA8E3870BB9