!駆動試験(6月19日)
駆動系統に問題がないかを確認する駆動試験を行いました。
確認事項は
* チェーンラインのチェック/チェーンが外れないか
* テンショナーの効き具合/たるみ具合の確認
* 異音・異常振動はないか
* ブレードが緩まないか/プロペラピッチがずれないか
* 回転数計・ロガーの動作確認
* 操縦桿に体重をかけても大丈夫か
の6点です。
駆動系統
初めのセッティングでは2本のチェーン両方がゆるい状態でした。
1次チェーンはたるみ側が盛大に緩みギアから浮かび上がり、数回歯飛びをしてしまいました。また、2次チェーンのたるみはテンショナーで吸収できる分を超えていました。緩みに伴う異音も発生していました。
1次チェーンのたるみをなくすためスプロケットボックスの下にスペーサー(3mm)を入れました。それに伴い2次チェーンは1リンク詰めることができテンショナーがよく効くようになりました。
この修正によりたるみ・歯飛び・異音は収まり、滑らかにプロペラを回転させることができました。
(左)チェーン (右)回転中
プロペラ
新設計のハブにより、遠心力によるブレードの抜け、ピッチ角のずれは全く生じませんでした。安心して見ていられるハブです。
(左)取り付け中 (右)無事成功
計測系統
回転数計・表示計器は問題なく動作しました。クランクひずみのデータも昨年よりよい精度でデータが取れたようです。
([[06計測班活動報告]]参照)
(左)回転数計測定部 (右)パイロットディスプレイ